大事なことだけに全集中!!『エッセンシャル思考』

ビジネス系

「エッセンシャル思考」 概要

  • 題名:エッセンシャル思考 〜最少の時間で成果を最大にする〜
  • 出版社:かんき出版
  • 著  :グレッグ・マキューン
  • 訳  :高橋 璃子
  • 定価 :1,760円(税込)
  • 発行日:2014年11月19日

「エッセンシャル思考」の結論とオススメできる人

本書の結論

  • 最も重要なものは何かをルールを定めて判断しよう。
  • それ以外のものは、トレードオフの考え方にもとづいてバッサリと捨てていこう。
  • その行動を継続可能にするために習慣化しよう。
  • 習慣化するには、行動を引き起こすトリガーを活用しよう。
  • 本質を見極め、それ以外のものは排除し、みんなで自由な人生を謳歌しよう!

ざっくり言うとこんな内容です。非常にわかりやすい、自由に生きるためのノウハウが詰まった良書でした。読んだあとすぐに実践してみたくなる、そんな一冊です。

ズバリ!こんな人に読んでほしい!

  • やるべきことが多すぎて「やりたいこと」ができないと悩んでいる。
  • 仕事を減らしたい、仕事の質を高めたい。
  • あれもこれもと手を出して、いつも中途半端に終わってしまう。

このような悩みを抱えているあなたにオススメ。「エッセンシャル思考」を実践すれば、これらの悩みは全て解決します!

「エッセンシャル思考」要約

「エッセンシャル思考」とは何か?

非エッセンシャル思考の罠

せわしない現代社会を生きている私たちは、日々やらなければならないことに追われています。どの仕事も大事だし、全てを完璧にこなさなくてはならない。ついこのように考えてしまします。しかし、この考え方は私たちが本来持っているパフォーマンスを大きく損ない、混乱を招く「非エッセンシャル思考の罠」であると著者は断言しています。周りから様々な仕事を持ちかけられ、どんどん抱えている仕事が蓄積。あっという間に時間が過ぎ、気がつけば夜遅くまで残業。睡眠時間もままならず、自分がやりたい仕事やプライベートの時間も潰れてしまっている…。こんなことはないでしょうか?「エッセンシャル思考」は、そんな苦しむあなたを救ってくれる画期的な思考法です。

「より少なく、しかしより良く」

このことばが、本書で何度も出てきます。まさにこれこそが、エッセンシャル思考の真髄。エッセンシャル思考とは、本質を見極め、それ以外は全て捨てること。そして、その一連の流れを持続させるためのしくみをいいます。平たく言えば「重要なことだけやろうぜ」という考え方ですね。そりゃ口で言うのは簡単だけど、抱えている仕事は全てやらなくてはならないことばかりだし、そもそも自分がそうしたくてやっているわけじゃない!わかります、その気持ち。私も始めの文章を読んだ時はそう感じました。一方で、やりたいことだけに集中できる人生が手に入るヒントになるのであれば一読の価値があるかなと思い、読み進めてみました。では、どうやってエッセンシャル思考を手に入れるのか、次の章から具体的に紹介していきます。

自分にとって大切なものをいかに見極めるか

まずステップとして自分自身にとって「大切なもの」か「大切ではないもの」かを見極める必要があります。それを見極めるにあたって、著者は次の問いを提示しています。

もしたったひとつのことしかできないとしたら、自分は今、何をするか?

人々は非エッセンシャル思考でいると、選択することを手放すといいます。それは、全てのタスクをやらなければならないと考えているうちに、自分には選択肢がないと思い込んでしまうからなのだそうです。まずは、この考え方からの脱却が必要です。「選ぶ」ということを選ぶ。選択を他人に任せるのではなく、自分自身で何をすべきかを選び取る。これがとても重要です。

90点ルール

選択するにあたっては厳格な基準を定める必要があります。著者は、ここで「90点ルール」を設けることを推奨しています。みんながやっているからとか、上司がいうからやるという他人目線の基準では、いつまでたっても自分がやりたいと考えている重要なことはできません。90点ルールを設け、それに満たないものは全て却下していく。こうすることによって、自分の本当の強みが活かされ、結果として会社にも貢献することができるようになります。

全ての選択は「トレードオフ」

また、選択には「トレードオフ」がつきものであるとも著者は訴えます。90点ルールを設けるということは、それ未満は全て容赦なく切り捨てるということ。選び取るということは、同時に何かを捨てるということでもあります。選んだことに全力を注ぐ。エッセンシャル思考の重要な考え方の一つです。

断ること・捨てることの重要性

トレードオフについて触れましたが、エッセンシャル思考は選び抜く技術と捨て去る技術の両輪で成り立っています。まずは、あなたの戦略や目的を「完全」に明確にし、やるべきことの本質をしっかりと見極めて下さい。本質が見えたら不要なことは全て捨て去ります。本質が見えていれば、周りから何か依頼を受けたときにこれは自分の戦略や目的に沿った仕事なのかどうかが常に明確です。エッセンシャル思考は、軸を決めた後は不要なものを徹底的に削り取っていきます。例え上司からの依頼であっても、本質から外れたものは容赦なく断ります。本書には、他人からの依頼を上手に断るテクニックも紹介されています。

根性に頼らない「しくみ化」の極意

せっかくエッセンシャル思考を理解し実践を始めても、それが一時的なもので終わってしまっては意味がありません。本書では、このエッセンシャル思考を継続していくため、すなわち重要なことをやるのが普通の状態になるためのしくみ作りについても触れています。努力に努力を重ねて何とか実現するというのではなく、自然とエッセンシャル思考を実現するための手法です。このしくみ化する方法は本書では複数紹介がされているのですが、代表的なものとして以下の3つが挙げられます。

最悪の事態を想定して行動する

要するに「常に余裕をもってしっかりと準備をしましょう」ということです。当たり前のようなことですが、つい蔑ろにしてしまうこともあるのではないでしょうか。準備と計画に注力することによって余裕が生まれ、目的の達成度はグンとあがります。エッセンシャル思考を実現するための大切な心構えの一つです。

早く小さく始める

重要な目標や締切にアプローチするにあたって有効な手段となります。完璧さを求めて一歩も前に進まないようでは、本質をやり遂げることはできません。前もって全てを終わらせる必要はありませんが、取り掛かりに早すぎるということはありません。先程述べた「余裕をもって準備する」にも繋がりますが、ほんの少しだけ準備しておくだけでも余計な苦労をせずにすみます。

重要な行動を無意識化する

世の中には数多の誘惑で溢れていますが、正しい行動を無意識に実行することができるようになれば、妨害に打ち勝つための最強の武器となります。誘惑と戦うためのエネルギーも少なくてすみますね。この正しい行動の無意識化、つまり習慣化するためには、習慣化したい行動に新しいトリガーを作ることが有効です。トリガーとは「きっかけ」のこと。例えば、お風呂から出たら歯を磨くという習慣は「お風呂に入る」という行為がトリガーとなっています。筆者は10年間、毎日日記を書いているのですが、そのトリガーは携帯電話を充電するという行為なのだそうです。

「エッセンシャル思考」個人的な感想と行動

いきなり全てを実行するのはハードルが高く挫折してしまいそうですが、読んで終わりではせっかくの知識も意味がありません。、そこで、ささやかではありますが本書を読んだ後、私は以下の2つの内容を行動に移してみました。

不要な飲み会を断る

あまり気の進まなかった飲み会の誘いを断ったことです。誘われるがままに「行く」と回答していたのですが、正直あまり価値を感じられない飲み会でだったので、思い切って断ってみました。そしてその代わりに、大切な家族と外食に出かけました。より重要だと思うことを選択することができたおかげで、人生を自分でコントロールしているという実感が湧きました。

服の断捨離

本書では、クローゼットを整理することをエッセンシャル思考実践の例に挙げています。いるものといらないものを分けて捨てる行為は、まさにエッセンシャル思考です。そこで、重要なものを見極める練習としてタンスの中にある着ない服を仕分けて捨ててみました。タンスも気持ちもスッキリしたとともに、定期的に整理を継続していこうという気持ちも芽生えました。

人生を自分自身でコントロールしていくには、このエッセンシャル思考は不可欠だなと強く感じました。もちろん、一気に人生を変えることはできませんが、このエッセンシャル思考に書かれていたことを頭の片隅に置き、少しづつ人生をよりよい方向へ向けていきます。

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